お庭で咲いたエノモトチドリ。いろいろな事を教えてくれる前に旅立ってしまった父。大切な植物をどうやって守っていこうかと頭を悩ましながら、冬を迎えて次々に枯れていったと思っていた植物たち。落ち込みつつも、「あきらめないで水を切らさないようにしたらいろいろと出てくるから。」と言っていた父の言葉どおりに何も植わっていないかもしれないたくさんの鉢に水を与え続けました。春になり、何もなくなってしまったと思っていたお庭にたくさんの緑と花がやってきてくれました。あ~こんな植物が植わっていたんだ・・・。こんな花も・・・。毎日が父からのプレゼントやメッセージのように思えます。今日の写真の「エノモトチドリ」もその一つ。どんなに大切にしても枯れていってしまった・・・・そんな風に思ってとても悲しい思いで眺めていた鉢から春になり、新しい芽がぐんぐん伸びてきました。眠っていただけなんですね!あちこちから新しい芽が出てくるたびに、これはなんだろう?こんな花があったんだと嬉しくなります。
植物は春がくるのをじっと待っているのですね。じっと我慢強く待てば、きっと春はやってくるんだな。